Google Earthサンフランシスコ3Dエリアの全域を可視化|面積・拡大の変遷をNY・LAと比較

Google Earthサンフランシスコ3Dエリアの全域を可視化|面積・拡大の変遷をNY・LAと比較 Google Earth 3Dエリア

Google Earthでサンフランシスコ周辺を眺めると、市街地だけでなく、山地や農業地帯まで立体的に表示されます。

その範囲を調べてみると、サンフランシスコだけに限られたものではありませんでした。

北はレディング周辺、南はベーカーズフィールド周辺まで、カリフォルニア州の広い範囲が一続きの3Dエリアになっています。

この記事では、Google Earth Proで3D表示と2D表示の境界を調べ、2026年3月時点の範囲をラインにして可視化しました。

さらに、Google Earth Blogが公開している2017年頃までのデータと重ね、3Dエリアがどのように広がったのかを比較します。

本記事では、サンフランシスコを含み、レディング周辺からベーカーズフィールド周辺まで続く北・中部カリフォルニアの3D表示範囲を「サンフランシスコ3Dエリア」と表記しています。ロサンゼルスを中心とする南カリフォルニアの3Dエリアとは別の範囲です。

この記事で分かること

  • サンフランシスコ3Dエリアがカバーする地域
  • 2017年頃と2026年3月の範囲の違い
  • 3Dエリアの境界線の長さと面積
  • サンフランシスコ・ニューヨーク・ロサンゼルスの規模の違い

サンフランシスコ3Dラインがカバーしている地域

今回調べた3Dエリアは、アメリカ西海岸のカリフォルニア州内にあります。

中心となるのはサンフランシスコ・ベイエリアですが、そこから北、東、南へ大きく広がっています。

地域 主な都市・場所
北部 レディング、チコ周辺
州都周辺 サクラメント
サンフランシスコ・ベイエリア サンフランシスコ、オークランド、サンノゼ、サンタローザ
セントラル・バレー北部 ストックトン、モデスト
セントラル・バレー中南部 マーセド、フレズノ、バイセイリア
南端付近 ベーカーズフィールド周辺

サンフランシスコ、サンノゼ、サクラメントといった大都市だけでなく、都市の間にある農業地帯や山地も3Dで表示されています。

以前のように「3D化された都市がそれぞれ存在する」という状態ではなく、カリフォルニア州の北部から中部にかけて、広い範囲をまとめて3Dで見られるようになっていました。

赤線は2026年3月にGoogle Earth Proで調査した3D表示範囲。北はレディング周辺、南はベーカーズフィールド周辺まで続いている。

サンフランシスコ3Dエリア拡大の変遷

現在の範囲だけを見ても、その広さは分かります。

ただ、以前のデータと比べると、3D表示の作られ方そのものが変わってきたことが、よりはっきり伝わります。

Before|2017年頃までの3D表示範囲

次の画像は、海外のGoogle Earth専門サイト「Google Earth Blog」が公開しているKMLデータをGoogle Earth Proで表示したものです。

Google Earth Blogは2014年から、GoogleやWikipediaの都市一覧に加え、読者から寄せられた情報を基に3D表示範囲を記録してきました。

画像の色は、Google Earth Blogが各3Dエリアを確認した時期の目安です。航空写真の撮影年を表すものではありません。

Google Earth Blogの公開データ。2017年頃までは、3D表示範囲が都市ごとに分かれていたことが分かる。

当時の3Dエリアは、サンフランシスコ周辺、サクラメント周辺、セントラル・バレーの各都市などに分かれています。

一つひとつを見ると広い範囲ですが、現在のように北部から南部まで続く形ではありませんでした。

After|2026年3月に調査した3D表示範囲

2026年3月、Google Earth Proを使って3D表示と2D表示の境目を確認し、外周に沿ってラインを作成しました。

赤い線で囲まれた範囲を見ると、過去に分かれていた3Dエリアの間にも立体表示が広がり、北はレディング周辺、南はベーカーズフィールド周辺まで続いています。

サンフランシスコとサクラメントの周辺だけでなく、フレズノなどがあるセントラル・バレーにも広く3D表示が伸びています。

BeforeとAfterを重ねて比較

過去の公開データと今回の調査ラインを重ねたのが、次の画像です。

赤線が2026年3月の調査範囲。内側の色分けされた線は、Google Earth Blogが記録した2017年頃までの3Dエリア。

赤線の内側には、過去の3Dエリアがいくつも入っています。

都市ごとに分かれていた立体表示が少しずつ広がり、その間にあった2D部分も3Dで見られるようになった様子が分かります。

特に変化が大きいのは、レディングからサクラメントにかけての北部と、サンフランシスコからベーカーズフィールド方面へ続くセントラル・バレーです。

都市の中心部を立体化する段階から、都市と都市の間にある土地も含めて広く整備する段階へ移ったように見えます。

調査して分かったサンフランシスコ3Dエリアの特徴

今回のラインを作る前は、サンフランシスコ、サクラメント、フレズノなど、それぞれの都市を中心に3D表示が広がっているイメージを持っていました。

実際に境界を追ってみると、それぞれが別々に存在するのではなく、かなり広い範囲で続いています。

市街地から離れた山間部や農業地帯にも3D表示があり、境界線は複雑に入り組んでいました。

Google Earthの3D表示は、行政区域に沿って作られているわけではありません。航空撮影やデータ処理の範囲によって決まるため、都市や郡の境界とは異なる独特な形になります。

今回の比較画像は、2017年頃まで都市ごとに分かれていた3D表示が、約9年の間にどこまで広がったのかを残す資料にもなります。

サンフランシスコ3Dエリアの境界線と面積

今回作成した2本のKMZラインを組み合わせ、3Dエリアの境界線の長さと面積を計測しました。

測定項目 測定結果
境界線の総延長 約3,858km
面積 約65,590km²
面積(平方マイル) 約25,325mi²
調査時点 2026年3月

約6万5,590km²という数字からも、サンフランシスコ市だけを対象とした3D表示ではないことが分かります。

境界線が約3,858kmにもなるのは、3Dと2Dの境目にある細かな出入りを含めて測っているためです。レディングからベーカーズフィールドまでの直線距離を表す数字ではありません。

面積は、KMZに記録された境界座標から地球の曲面を考慮して算出した概算値です。Google EarthまたはGoogleが公式に発表した面積ではありません。

サンフランシスコ・ニューヨーク・ロサンゼルスを比較

これまでに調査したニューヨーク、ロサンゼルスのKMZも、今回と同じ方法で測定し直しました。

比較の対象は、それぞれの地域で最も広い一続きの3Dエリアです。ロサンゼルス周辺にある独立した5つの3Dエリアは、面積と境界線の数字に含めていません。

3Dエリア 境界線の総延長 面積 平方マイル
サンフランシスコ 約3,858km 約65,590km² 約25,325mi²
ニューヨーク 約2,513km 約55,922km² 約21,592mi²
ロサンゼルス 約1,638km 約28,217km² 約10,895mi²

3地域の中で最も面積が広かったのは、サンフランシスコ3Dエリアでした。

  • サンフランシスコはニューヨークの約1.17倍
  • サンフランシスコはロサンゼルスの約2.32倍
  • ニューヨークはロサンゼルスの約1.98倍

境界線の長さでも、サンフランシスコが3地域で最も長くなっています。

ただし、境界線の長さは形の複雑さにも左右されます。外周の出入りが多ければ、その分だけ数字は大きくなるため、地域の規模を比べる場合は面積と一緒に見る必要があります。

まとめ

2026年3月時点のサンフランシスコ3Dエリアは、北のレディング周辺から南のベーカーズフィールド周辺まで続いています。

境界線の総延長は約3,858km、面積は約65,590km²でした。今回比較したニューヨーク、ロサンゼルスを上回り、3地域の中では最も広い3Dエリアとなりました。

2017年頃までのデータでは、3D表示は都市ごとに分かれていました。現在はその間にも立体表示が広がり、カリフォルニア州の北部から中部にかけて、広い範囲を3Dで見られます。

今後、南側のロサンゼルス3Dエリアがさらに北へ広がれば、両地域の間に残る2D部分が狭くなる可能性もあります。

Google Earthの表示は告知なしに更新されることがあります。今後も境界の変化を確認し、動きがあれば記録していきます。

出典・参考資料

現在の3D表示範囲、境界線の長さおよび面積は、Global Map Insightsが2026年3月にGoogle Earth Proを使って独自に調査・作成したKMZデータを基にしています。

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