【Google Earth/Maps】北九州福岡大都市圏周辺の3D表示エリアが拡張

【Google Earth/Maps】北九州福岡大都市圏周辺の3D表示エリアが拡張 Google Earth 3Dエリア

北九州福岡大都市圏周辺(下関市、大牟田市、佐賀市なども含む)の3D表示エリアが僅かではありますが拡張していました。

拡大エリア変遷を時系列で確認していきます。

3D表示エリアの変遷

3D表示エリアの変遷|① 2026年2月

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年2月)

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年2月)

山間部を避けるように平地が3D表示エリアとなっていました。

3D表示エリアの変遷|② 2026年6月

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年6月)

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年6月)

主に福岡県北東部が大幅に拡張し、田川市などが3D表示エリア都市になりました。また、このエリア拡大にあたり、福岡市の東方にある三群山地周辺が3D表示されずにを2D表示の飛び地となりました。

3D表示エリアの変遷|③ 2026年8月

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年8月)

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年8月)

今回の拡張は僅かなため、前回との差を見つけることが難しく「間違い探し」のようです。

比較|2026年6月と8月

2026年6月と8月の3Dエリアの線を重ねてみます。
オレンジの線の中にわずかに赤い線が見えます。

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年6月と8月比較)

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年6月と8月比較)

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年6月と8月比較)目印つき

Google Earth 3Dエリアライン 下関~北九州~福岡都市圏(2026年6月と8月比較)目印つき

3D表示エリアの面積・周長を比較

2026年6月と8月の3D表示エリアをKMZデータから計測し、面積と周長を比較しました。

比較項目 2026年6月 2026年8月 増減
本土側3D面積 4,919.89 km² 4,954.81 km² +34.91 km²
大島3D面積 17.36 km² +17.36 km²
2D飛び地面積 123.56 km² 123.56 km² 変化なし
実質3D表示面積 4,796.33 km² 4,848.61 km² +52.28 km²
面積増加率 +1.09%
3Dエリア周長 594.08 km 615.53 km +21.45 km

※面積は3D表示エリア内に残る2D表示の飛び地(123.56 km²)を差し引いて算出しています。
※2026年8月は、本土側の3D表示エリアに新たに3D化された大島(17.36 km²)を加算しています。
※周長は3D表示エリアの外周を対象とし、内部に残る2D表示の飛び地の境界線は含めていません。

計測結果

2026年6月から8月にかけて、実質3D表示面積は
4,796.33 km²から4,848.61 km²へ拡大しました。

増加した面積は52.28 km²、増加率は約1.09%です。

内訳は、本土側の拡張が約34.91 km²、新たに3D表示された大島が約17.36 km²となっています。

拡大エリア確認:① 大島/地島/勝島

大島/地島/勝島のGoogle Earth 俯瞰

大島/地島/勝島の人口と特徴

三島の人口と特徴を表にまとめました。

人口 特徴
大島 518人(2026年3月末) 福岡県最大の有人島。宗像大社中津宮・沖津宮遙拝所があり、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産を持つ
地島(じのしま) 約150人(宗像市の現行観光案内) 周囲9.3km。約6,000本のヤブツバキ、天然ワカメ・ウニ・アワビなどの漁業で知られる
勝島(かつしま) 0人・無人島 宗像市沖の無人島。宗像市の「大島・地島・沖ノ島・勝島」という島嶼群の一つ

大島/地島/勝島と沖ノ島との位置関係

大島/地島/勝島と沖ノ島の関係は?

大島の北西約49kmの玄界灘には、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の中心となる*【沖ノ島】があります。

一見すると遠く離れた島ですが、大島と沖ノ島には古くから深い信仰上のつながりがあります。

宗像大社は一つの場所にある神社ではなく、九州本土の【辺津宮(へつみや)】、大島の【中津宮(なかつみや)】、沖ノ島の【沖津宮(おきつみや)】という、海上に連なる三つの宮から構成されています。

沖ノ島では4世紀から9世紀にかけて、朝鮮半島や中国大陸などとの海上交流が活発だった時代に、航海の安全などを祈る祭祀が行われていました。

さらに大島北岸には【宗像大社沖津宮遙拝所】があります。

これは沖ノ島を遠くから拝むための場所で、天候などの条件が良ければ、約49km離れた沖ノ島を水平線上に望むことができます。

つまり大島は単なる玄界灘の有人島ではありません。

九州本土 → 大島 → 沖ノ島

という海上に連なる宗像信仰を現在に伝える重要な場所であり、大島にある「中津宮」と「沖津宮遙拝所」も世界遺産の構成資産となっています。

今回Google Earthで大島が独立した3D表示エリアとなったことで、島の地形だけでなく、沖ノ島との地理的な位置関係についても立体的に確認できるようになりました。

なお、今回3D表示された地島と勝島は宗像市の島々ですが、大島の中津宮・沖津宮遙拝所のように世界遺産の構成資産となっているわけではありません。

拡大エリア確認:② 福岡県 みやま市 東方

福岡県 みやま市 東方のGoogle Earth 俯瞰

なぜ山地の入り口を3D表示エリアとしたのか?

今回2D表示から3D表示へ移行した範囲を見ると、市街地や平地だけでなく、山地がかなりの割合を占めています。

これは今回の拡張の中でも特徴的な場所です。

みやま市東方から先には山間部が広がっており、人口密集地を優先して3D化するのであれば、必ずしも今回この方向へエリアを拡大する必要性は高くないようにも見えます。

一方、Google Earthでは最近、鹿児島県の薩摩半島や県北西部などで、従来のように市街地だけを囲むのではなく、山間部を含めて広い範囲を一体的に3D表示エリアとする動きも確認しています。

そのため今回のみやま市東方への小規模な拡張についても、単独の更新として完結するのか、それとも今後さらに東側の山間部へ3D表示エリアを広げる過程なのかが気になるところです。

さらに東へ目を向けると、福岡県南東部から大分県方面にかけて広大な山地が続いています。

今後、これらの山間部を越えて大分市方面や国東半島周辺の3D表示エリアと連続するような大規模拡張が行われるのか、今後のGoogle Earthの更新を継続して確認していきます。

※Googleによる今後の3Dエリア拡張計画が公表されているわけではなく、上記は今回確認した境界線の変化と、近年の他地域での更新傾向からの考察です。

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