Google Earthで見る岐阜県 42市町村の3D/2D表示の現状を、平成の大合併以前の全100市町村ベースで調査
本記事では、岐阜県内すべての市町村を対象に、Google Earthにおける3D表示・未対応エリアの現状を整理しました。
岐阜県も他県と同様に、平成の大合併により多数の自治体が新たに誕生した一方で、消滅した自治体も数多く存在します。これらの自治体の表示状況も明確にすることで、リストの信ぴょう性はさらに高まります。そのため、市町村区分は平成の大合併以前まで遡り、合併や編入によって消滅した自治体も含めて調査しています。
また、岐阜県内のすべての3D表示エリア図も公開しました。リストと併せて見ることで、3D/2D都市の位置関係をより具体的にイメージできます。
岐阜県は前回調査時に比べてエリアが拡張し、これに伴い3D表示移行都市が大幅増です。
用語の前提
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3D表示:街全体が立体的に表示されるエリア
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2.5D表示:中心市街地の概ね半分が3D表示化しているエリア
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2D表示:建物・地形とも立体化されていないエリア
※本記事は、Google Earth上で実際に表示状況を確認した内容を整理した独自調査です。
岐阜県「平成の大合併前」全市町村の3D/2D
平成の大合併前:100市町村
平成の大合併後:42市町村
岐阜県 | 全市町村の3D表示都市を調査した結果
調査結果概要
Google Earthにおける岐阜県の3D表示状況を、平成の大合併以前の自治体区分を基準に再調査した結果、岐阜県内の3D表示エリアは1か所、3D表示が確認できる旧自治体は9市13町(旧自治体ベース)であることが確認できました。
3D表示確認都市と前回調査時との比較
3D表示が確認できた旧自治体は以下の通りです。
今回の再調査で半数以上の11市町村が3D表示都市に移行しています。(※)は2023年の調査対象が平成の大合併後の自治体となっていたため調査対象外となっていた旧自治体です。
- 岐阜市
- 柳津町(現 岐阜市)
- 羽島市→前回2.5D都市
- 各務原市
- 川島町(現 各務原市)
- 穂積町(現 瑞穂市)→前回2.5D都市(※)
- 巣南町(現 瑞穂市)→前回2D都市
- 真正町(現 本巣市)
- 糸貫町(現 本巣市)→前回2.5D都市(※)
- 岐南町
- 笠松町
- 北方町
- 大垣市→前回2D都市
- 墨俣町(現 大垣市)→前回2D都市
- 安八町→前回2D都市
- 輪之内町→前回2D都市
- 美濃加茂市
- 可児市
- 坂祝町
- 御嵩町
- 多治見市→前回2.5D都市
- 瑞浪市→前回2D都市
- 土岐市→前回2D都市
岐阜県の Google Earth 3D表示エリア
Google Earthにおける岐阜県内の3D表示エリアを可視化しました。
岐阜県の3D表示エリア
3D表示エリア:1か所
- 名古屋市を中心に、岐阜県南部から三重県伊勢市方面へ連続して広がる巨大な3D表示エリアの一部
岐阜市をはじめとした県内の主要都市が中京大都市圏の一翼を担うように、岐阜市周辺の3D表示エリアもまた、Google Earthにおける中京圏の広域3D表示エリアの一部を担っています。
岐阜県全体と3D表示エリアを見ると、岐阜県内の3D表示は人口が集中する県南部の平野部に限られており、山間部の都市は現時点ではまだ表示対象となっていません。
岐阜県の3D表示エリア
岐阜県内の3D表示エリアは、愛知県側の名古屋市 とその衛星都市から連続して広がる形で形成されていることがわかります。
岐阜県内に存在する3D表示エリアとしては1か所のみですが、濃尾平野エリアと愛岐丘陵を隔てて中濃エリア・東濃エリアの3つのエリアで構成されていることも確認ができます。
とても惹かれる東濃地域の3D表示
岐阜県内の1つの3D表示エリアを構成する3地域のうち、東濃地域は、日本のGoogle Earthにおける表示スタイルのなかでも、ひときわ特異性と魅力を感じるエリアです。
これについては深堀となり、本記事主旨からそれてしまうので別記事にて触れたいと思います。
岐阜県3D表示エリアの変化
約3年前投稿の「【GoogleEarth】グーグルアース 3D都市リスト/静岡県・愛知県・岐阜県・三重県」において岐阜県の3D表示エリアの一部に触れています。
大雑把なエリア把握と方角を無視した粗いデータですが、我ながら今となりましては貴重でありがたい資料です。
現在の岐阜県3D表示エリアとの比較です。
赤い線が2023年4月の表示エリアです。
先程触れました東濃地域がニョキっと飛び出すように3D表示エリアとなっていることがわかりますね。
3D表示移行都市については、一覧と前項「3D表示確認都市と前回調査時との比較」でご確認済かと思います。改めてこちらの比較画像と併せてご確認下さい。
岐阜県の2.5D表示都市
岐阜県内において、中心市街地が3D表示と2D表示に明確に分かれる「2.5D表示都市」に完全に該当する事例は 輪之内町と兼山町(現 可児市)の2町で確認できました。
いずれの2町も次回の更新による3D表示エリア拡張により完全3D表示都市移行の可能性が高いと思われます。
輪之内町
兼山町(現 可児市)
岐阜県の2D都市の個別マッピング
岐阜県内では、「街並みは2D表示ながら、建物のみが個別に3Dマッピングされている」事例として、現在の2D都市では高山市の越前大野城、八幡町(現 郡上市)の郡上八幡城、一方、過去に2D表示だった都市については、岐阜市の岐阜城(稲葉山城)が該当しました。
岐阜県で今後「3D表示が期待される都市」
岐阜県内で今後3D表示が期待される都市は、大きく2つに分けられるように感じます。
1つは、現在の3D表示エリアの自然な拡大によって、今後3D表示へ移行していく都市群です。
岐阜県南部に広がる中京圏の広域3D表示エリアは、今後も周辺へ連続的に拡大していく可能性があります。
もう1つは、岐阜県の大部分を占める山間部の地形のなかに位置する都市群です。
個人的な好みにはなりますが、私は 八幡町(現 郡上市)や 下呂町(現 下呂市) のように、山間のごく限られた土地に市街地が展開する都市に強く惹かれます。
前述した 土岐市 や 瑞浪市 の3D表示を俯瞰して魅力を感じる原点にも、こうした山間都市への関心があります。
もし今後、八幡町や下呂町のような都市がGoogle Earthで3D表示されることがあれば、岐阜県内でもひときわ印象的な景観になるのではないでしょうか。
こうした岐阜県内の山間都市のなかでも、高山市 は別格の都市といえます。地域振興、観光促進、産業発展、さらには各種社会インフラの可視化という観点からも、今後の3D表示化の意義は大きいと考えます。
また、世界遺産で知られる 白川郷 を抱える 白川村 や、飛騨古川として知られる 飛騨市 古川町についても、地形的な条件から現時点では3D表示の対象としてはハードルが高いかもしれません。
それでも、こうした飛騨地域の景観をGoogle Earthの3D表示で俯瞰できる日が訪れることに、今後も期待したいと思います。
















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