Google Earth長崎市・軍艦島3D表示エリアツアー|3D表示境界線を動画で巡る

Google Earth長崎市・軍艦島3D表示エリアツアー|3D表示境界線を動画で巡る 3D表示エリアツアー

初めて当サイトにお越しいただいた皆様へ

Google Earthで都市を表示すると、建物や地形が立体的に再現される「フォトリアル3D表示エリア」があります。

しかし、その3D表示が都市のどこまで続き、どこから通常の航空写真を中心とした表示へ切り替わるのかは、Google Earthを眺めているだけでは分かりにくいかもしれません。

そこでGlobal Map Insightsでは、Google Earthの3D表示エリアと2D表示エリアの境界を独自に調査し、黄色い境界線に沿って空から巡る「3D表示エリアツアー」を制作しています。

国内編では、青森県弘前市、北海道釧路市、福島県郡山市を紹介してきました。

今回は、複雑な海岸線と山地に囲まれた長崎県長崎市を中心に、さらに沖合の軍艦島(端島)を加えた3D表示エリアツアーを紹介します。

いつも当サイトをご覧いただいている皆様へ

今回の長崎市編は、これまでの都市と比べても、動画が完成するまでに多くの調整を重ねたツアーになりました。

長崎半島や大村湾周辺の複雑な地形を広く巡るため、単純に境界線上へカメラを配置しただけでは、カーブで視点が大きく振れたり、画面が横滑りして見えたりする問題が発生しました。

そこで、飛行経路のポイント追加、カーブの曲線化、進行方向の調整、高度の固定、軍艦島付近での減速、追従テロップ、ミニマップの再設計など、約15回に及ぶ試作と修正を行っています。

Google Earthの3D表示範囲を確認する調査資料としてだけでなく、視聴時の負担をできる限り抑えた空中映像としてもお楽しみください。

Google Earth長崎市・軍艦島3D表示エリアツアー

こちらが、Google Earthの長崎市と軍艦島周辺の3D表示エリアを巡るツアー動画です。

長崎市側と軍艦島側の黄色い境界線を、約1分43秒の映像で巡ります。

長崎市街地だけではなく、長崎半島、大村湾沿岸、諫早市方面、島原半島に近い海域までを含む広い範囲を飛行します。

後半では軍艦島の近くを通過し、島の位置を赤い円とテロップで表示します。軍艦島を確認しやすいよう、この区間だけ飛行速度を落としています。

※動画が表示されない場合は、YouTubeで動画を直接見るか、「Global Map Insights」を検索してください。

動画内の黄色い線は何を表している?

動画内の黄色い線は、Google Earthのフォトリアル3D表示エリアと、その周囲にある通常表示エリアとの境界を示しています。

  • 黄色い線:Google Earthの3D表示エリア境界
  • 進行方向の右側:主にフォトリアル3D表示エリア
  • 進行方向の左側:主に通常の2D表示エリア
  • ミニマップ:3D表示エリア全体とツアー中の現在位置
  • 軍艦島付近の赤い円:軍艦島(端島)の位置

画面の左右を見比べると、建物や地形が立体的に再現された範囲と、航空写真が平面的に見える範囲との違いを確認できます。

ただし、長崎市周辺は海岸線や島、山地が複雑に入り組んでいます。そのため、都市の外周を単純な円形で囲むような境界ではなく、海や地形に沿って大きく折れ曲がる独特の形になっています。

長崎市の3D表示エリアを全体マップで確認

最初の画像は、Google Earthで見た長崎市と周辺地域の全体像です。

Google Earthで見た長崎市と大村湾、諫早市、島原半島周辺の全体画像

Google Earthで見た長崎市と周辺地域。大村湾、諫早市、島原半島方面までを俯瞰しています。

次の画像では、Google Earth上で確認した3D表示エリアの境界を黄色い線で示しています。

Google Earth長崎市3D表示エリアを示す黄色い境界線

黄色い線で示したGoogle Earth長崎市周辺の3D表示エリア境界

2枚の画像を見比べると、黄色い線が長崎市の行政区域だけを囲んでいるのではないことが分かります。

3D表示範囲は長崎市街地から北や東へ広がり、大村市、諫早市、雲仙市に近い地域や海域も含む大きなまとまりとして形成されています。

一方、西側と南側では、長崎半島の複雑な海岸線や島々に沿うように境界が伸びています。

この黄色い線は長崎市の市境や長崎県の行政界ではなく、あくまで制作時点にGoogle Earth上で確認できた3Dデータの範囲です。

境界線は約203.5km、軍艦島側を含めると約222.4km

今回使用したKMZデータを計測すると、長崎市を中心とする3D表示エリア境界線は約203.5kmでした。

さらに、軍艦島周辺に形成された独立した3D表示エリア境界線は約18.9kmです。

  • 長崎市側の3D表示境界線:約203.5km
  • 軍艦島側の3D表示境界線:約18.9km
  • 2エリアの境界線合計:約222.4km

これまで制作した弘前市、釧路市、郡山市と比較すると、長崎市編の境界線は非常に長くなっています。

これは3D表示面積が単純に大きいというだけではなく、湾、半島、島、山地に沿って境界線が細かく折れ曲がっていることも大きく関係しています。

外周距離は境界線の細かな凹凸によっても長くなるため、距離だけで都市ごとの3D表示面積を比較することはできません。

それでも約200kmを超える境界線は、長崎市周辺の3D表示エリアが広域かつ複雑な形で構成されていることを示す、ひとつの目安になります。

長崎市の3D表示エリアには何が含まれている?

黄色い境界線の内側には、長崎駅周辺をはじめとする中心市街地、長崎港、住宅地、丘陵地、海岸部などが含まれています。

長崎市は平地が限られ、山の斜面に住宅地が広がる都市です。

Google Earthの3D表示で上空から見ると、平坦な市街地が一面に広がる都市とは異なり、港を取り囲む山地と、その斜面に形成された街並みを立体的に確認できます。

また、今回の3D表示エリアは長崎市中心部だけで完結していません。

北側では大村湾沿岸、東側では諫早市方面、南東側では橘湾を挟んで島原半島に近い地域まで、まとまりのある3D表示範囲が確認できます。

都市中心部だけを切り取った3Dデータというより、複数の市街地、沿岸部、山地、海域を含む広域的な3D表示エリアとして見ることができます。

海と山に囲まれた長崎ならではの3D境界線

郡山市や弘前市のような内陸都市では、3D表示エリア境界線の多くが住宅地、農地、河川、丘陵地などの上を通過します。

一方、長崎市周辺では飛行経路のかなりの部分で海が画面に入ります。

大村湾、長崎港周辺、橘湾に続く海域、長崎半島の西側など、海岸線の変化を追いながら進む点が長崎編の特徴です。

黄色い線の内側には、都市の建物だけではなく、山地や島、海岸部も含まれています。

そのため、3Dと2Dの違いを建物の有無だけで判断するのではなく、山の起伏、海岸線、地表の質感なども見比べる必要があります。

全体マップでは一続きの黄色い線に見えても、実際に空から境界をたどると、長崎の地形がどれほど複雑であるかを実感できます。

軍艦島にも独立した3D表示エリアがある

今回の動画では、長崎市周辺の大きな3D表示エリアに加えて、沖合にある軍艦島周辺の3D表示エリアも紹介しています。

軍艦島の正式名称は端島(はしま)です。海上から見た外観が軍艦のように見えることから、一般に「軍艦島」と呼ばれています。

Google Earthでは、長崎市街地側の3D表示エリアとは離れた場所に、軍艦島を含む独立した3D表示範囲を確認できます。

動画後半では軍艦島の位置を見失わないよう、次の演出を加えました。

  • 軍艦島全体を赤い円で囲む
  • 円と「GUNKANJIMA」のテロップを線で結ぶ
  • 島と円、接続線、テロップを一体で画面上へ追従させる
  • 軍艦島付近だけ飛行速度を落とす
  • 通過後にテロップ全体をゆっくり消す

通常速度のままでは軍艦島が画面内を短時間で通過し、島の位置や字幕を確認しにくくなります。

そこで公開版では、軍艦島付近だけを通常区間よりゆっくり再生し、島とテロップを見る時間を確保しました。

なぜ長崎編は完成までに約15回の修正が必要だったのか

今回の長崎市・軍艦島ツアーは、最初に作成した飛行データをそのまま公開したものではありません。

試作映像を確認すると、カーブでカメラの向きが急に変わり、遊園地のコーヒーカップに乗っているような回転感が発生しました。

また、境界線に沿って進んでいても、カーブの途中で画面が横滑りし、黄色い線が視界から外れる場面もありました。

視聴者が地図を観察する前に映像酔いを感じてしまっては、3D表示エリアツアーとして十分とは言えません。

そこで、次のような修正を段階的に行いました。

  • 飛行経路の制御地点を増やす
  • 鋭角なカーブをベジェ曲線で滑らかにする
  • カーブへ入るタイミングを早める
  • 進行方向の変化を広い区間で平均化する
  • カーブで経路の外側へ大きく膨らむ動きを抑える
  • 地表からの相対高度ではなく、海抜基準の固定高度を採用する
  • 飛行高度を海抜1,800mに設定する
  • 軍艦島付近だけ速度を落とす
  • 軍艦島を示す円、接続線、追従テロップを追加する
  • ミニマップを飛行ルートではなく3D表示エリア境界線の形へ変更する

修正版のKMZや書き出し映像を含めると、完成までに約15回の試行錯誤を重ねました。

単に滑らかな映像を作るだけでなく、進行方向を把握しやすくすること、黄色い境界線を見失わないこと、字幕を無理なく読めることも意識しています。

すべての揺れや動きを完全になくすことはできませんが、初期版と比べると、視点の急激な回転や横滑りを大きく抑えた公開版になりました。

海抜1,800mの固定高度を採用した理由

初期の試作では、地表から一定の高さを保つ相対高度も試しました。

しかし、長崎市周辺は山地や丘陵が多いため、地表の高低差に合わせてカメラの高度も上下しやすくなります。

その結果、進行方向が安定していても、映像全体が上下へ揺れているように見える場面がありました。

公開版では上下動を抑えるため、海抜を基準とした固定高度1,800mを採用しています。

固定高度にすると、海上や平地では地表との距離が大きくなり、山地では地表との距離が近くなります。

それでも今回の広い飛行範囲では、一定の視点を保ちやすく、長時間見たときの負担も比較的少ないと判断しました。

ミニマップで3D表示範囲と現在位置を確認

動画右上には、長崎市と軍艦島の3D表示エリアを示すミニマップを配置しています。

今回のミニマップは、単純化した飛行ルートの形ではなく、実際に調査した3D表示エリア境界線を基にしています。

黄色い細線が3D表示範囲の外形を示し、水色の丸がツアー中の現在位置です。

カメラが大きく向きを変えても、現在どの付近を飛んでいるのかを確認できます。

また、位置を示すアイコンは進行方向に合わせて回転する三角形ではなく、向きの変化が視覚的な負担になりにくい円形としました。

動画本編だけでは全体のどの位置にいるのか分からなくなった場合は、右上のミニマップもご覧ください。

Google Earthのフォトリアル3D表示とは?

Google Earthのフォトリアル3D表示は、航空写真などから作成した立体モデルへ画像を重ね、建物や地形を現実に近い姿で再現する機能です。

対応している地域では、建物の高さや屋根の形、道路、鉄道、港湾施設、樹木、山地の起伏などを、さまざまな角度から立体的に見ることができます。

一方、フォトリアル3Dに対応していない場所では、航空写真や地形を中心とした通常表示になります。

同じ都市や地域の中でも3D表示と2D表示が混在しているため、その境界線をたどることで、Google Earthの3Dデータがどこまで整備されているのかを視覚的に確認できます。

なぜ3D表示エリアの境界線を巡るのか

Google Earthを使った映像には、有名な観光地や建物を順番に訪れるものが数多くあります。

Global Map Insightsの3D表示エリアツアーが注目しているのは、観光名所の位置ではなく、街がGoogle Earthで立体化されている範囲そのものです。

境界線に沿って飛行することで、次のような見方ができます。

  • 自分の住んでいる地域が3D表示されているか確認する
  • 3D表示がどの地点から始まり、どこで終わるのかを見る
  • 都市ごとの3D表示範囲と外周形状を比較する
  • 海岸線、河川、山地と3Dデータ境界との関係を確認する
  • 将来の3Dエリア拡大や更新に備えて現在の状態を記録する
  • 通常は注目されにくい都市周辺部を空から観察する

長崎編では、市街地の建物だけではなく、海、島、半島、山地を含む広域的な3D表示エリアを確認できる点が大きな特徴です。

弘前市・釧路市・郡山市・長崎市を比較

これまでの国内版ツアーでは、弘前市、釧路市、郡山市の3D表示エリアを紹介してきました。

  • 弘前市:境界線約56.8km・動画約75秒
  • 釧路市:境界線約51.3km・動画約76秒
  • 郡山市:境界線約48.4km・動画約79秒
  • 長崎市側:境界線約203.5km
  • 軍艦島側:境界線約18.9km
  • 長崎市・軍艦島ツアー:動画約103秒

長崎市側の境界線は、これまでの国内3都市より大幅に長くなっています。

弘前市と郡山市は内陸市街地、釧路市は港湾と海岸線を含む都市、長崎市は湾、半島、島、山地が連続する広域的な3D表示エリアという違いがあります。

同じGoogle Earthの3D表示エリアでも、都市の立地や周辺地形によって境界線の形は大きく変わります。

長崎市の3D表示エリアは今後変わる可能性がある

Google Earthの航空写真や3Dデータは、地域によって追加・更新されることがあります。

現在は通常表示になっている場所が将来3D化されたり、既存の3D表示エリアが周辺へ拡大したりする可能性もあります。

今回の動画と全体マップは、制作時点でGoogle Earth上に表示されていた長崎市・軍艦島周辺の3D表示範囲を記録したものです。

今後、長崎市周辺の3D表示範囲に大きな変化が確認できた場合は、境界線データやツアー動画も更新していく予定です。

複雑な境界線を現在の状態で保存しておくことで、将来の更新時に、どの地域が追加され、どの方向へ3Dエリアが広がったのかを比較できます。

Google Earth 3D表示エリアツアーをもっと見る

Global Map Insightsでは、長崎市だけでなく、日本各地や世界の都市を対象に、Google Earthの3D表示エリアを独自に調査しています。

それぞれの都市で、3D表示と2D表示の境界線を空から巡るツアー動画を順次公開します。

Global Map Insightsについて

Global Map Insightsでは、Google EarthやGoogle Mapsの3D表示エリア、都市の変化、地図データの境界などを独自に調査しています。

YouTubeチャンネルでは、Google Earthの3D表示範囲を空から巡る「3D Coverage Tour」を公開しています。

一般的な観光動画とは異なり、街の名所を巡るのではなく、街がGoogle Earthで3D表示される範囲そのものを巡る映像です。

あなたの街がGoogle Earthで3D表示されているか、ぜひ動画で確認してみてください。

調査してほしい都市や、動画で巡ってほしい地域がありましたら、YouTubeのコメント欄からお知らせください。

Global Map InsightsをYouTubeで見る

まとめ

この記事では、Google Earthで長崎市と軍艦島周辺が3D表示される範囲を、黄色い境界線に沿って巡るツアー動画と全体マップで紹介しました。

  • 黄色い線はGoogle Earthの3D表示エリア境界
  • 長崎市側の境界線は約203.5km
  • 軍艦島側の境界線は約18.9km
  • 2エリアの境界線合計は約222.4km
  • 動画の長さは約1分43秒
  • 飛行高度は海抜基準の固定高度1,800m
  • 軍艦島付近では速度を落とし、円と追従テロップで位置を表示
  • ミニマップには3D表示エリア境界線と現在位置を表示
  • 視点の急旋回や横滑りを抑えるため、約15回の試作と修正を実施

長崎市周辺の3D表示エリアは、行政区域とは異なり、大村湾沿岸、諫早市方面、長崎半島、島々、海域などを含む複雑な形で広がっています。

さらに、沖合の軍艦島には、長崎市街地側とは離れた独立した3D表示エリアがあります。

今回の制作では、境界線を示すだけではなく、長い飛行経路を見続けても負担を感じにくい映像にすることを目指しました。

カーブの曲線化、進行方向の安定化、高度の固定、軍艦島付近の減速、追従テロップ、ミニマップの再設計など、修正を重ねたことで、これまでのツアー制作で得た経験を反映した長崎版になりました。

今後も都市ごとの地形や3D表示範囲に合わせて飛行方法を調整しながら、日本各地と世界の3D表示エリアを動画とマップで記録していきます。

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