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Google Earthで都市を表示すると、建物や地形が立体的に再現される「フォトリアル3D表示エリア」があります。
3D表示は市や県の境で切り替わるわけではありません。街を眺めているだけでは、どこまでが立体表示で、どこから通常の航空写真を中心とした表示になるのか、意外と分かりにくいものです。
Global Map Insightsでは、この3D表示と通常表示の境界を独自に調べ、黄色い線に沿って空から巡る「3D表示エリアツアー」を制作しています。
今回の舞台は、高知県高知市と高知平野です。
高知市の中心市街地にある高知城をSTART/GOALに設定。高知城から3D表示エリアの境界線へ向かい、約55.0kmの外周を一周して、再び高知城へ戻ります。
いつも当サイトをご覧いただいている皆様へ
高知編は、これまでの国内ツアーで積み重ねてきた調整をまとめた一本になりました。
ミニマップには飛行用に整えた経路ではなく、実際に調査した高知3D表示エリアのラインを使用しています。白い丸が現在位置を示し、進んだ区間は色が変わります。
高知城から境界線へ移動する場面、太平洋沿岸、桂浜、浦戸湾、高知平野の市街地と山際。高知らしい地形の変化も映像の中に入りました。
正直に書くと、公開版までにはミニマップの開始位置や表示ラインも何度か見直しています。細かな修正を重ねた分、現在位置と空中映像を追いやすい形に仕上がりました。
Google Earth高知市3D表示エリアツアー
こちらが、Google Earthの高知市周辺に形成された3D表示エリアを巡るツアー動画です。
スタート地点は高知城です。中心市街地から3D表示エリアの境界線へ移動し、黄色いラインに沿って時計回りに一周します。
進行方向の右側が3D表示エリア、左側が通常の2D表示エリアです。
※動画が表示されない場合は、YouTubeで動画を直接見るか、「Global Map Insights」を検索してください。
動画内の黄色い線は何を表している?
動画内の黄色い線は、Google Earthのフォトリアル3D表示エリアと通常表示エリアの境界です。
- 黄色い線:Google Earthの3D表示エリア境界
- 進行方向の右側:フォトリアル3D表示エリア
- 進行方向の左側:通常の2D表示エリア
- 白い丸:ツアー中の現在位置
- 色が変わった線:すでに通過した区間
- 外周距離:約55.0km
黄色い線は行政界ではありません。高知市と南国市の境や、高知県内の市町村境を示した線でもありません。
制作時点でGoogle Earth上に表示されていた、フォトリアル3Dデータの外周をたどったものです。
画面の右側と左側を見比べると、立体的な建物や地形が続く場所と、通常表示へ切り替わる場所の違いを確認できます。
高知市周辺の3D表示エリアを全体図で確認
次の画像は、Google Earth上で確認した高知市周辺の3D表示エリアです。
黄色い線が、今回の動画で一周する3D表示エリアの境界です。
全体図を作る前は、高知市街地をもう少し小さく囲む範囲を想像していました。
実際に線を引いてみると、3D表示エリアは高知市中心部だけで完結していません。
東は南国市方面、西はいの町や土佐市に近い地域まで広がり、南側は太平洋沿岸を大きく回り込みます。北側では市街地の背後に迫る山際に沿って、細かな凹凸が続いています。
高知市を中心にしながら、高知平野の市街地をひとまとまりにしたような形です。
黄色い線がない画像と見比べる
同じ範囲を、境界線のない状態でも掲載します。
黄色い線を消すと、どこで3D表示が終わるのかは、ほとんど分かりません。
市街地、農地、河川、山地が連続して見えるためです。拡大して建物を斜めから見れば切り替わりに気づく場所もありますが、この高さから全体を眺めただけでは判断しづらいでしょう。
2枚を見比べると、境界線を一本入れるだけで、高知の3D表示範囲の大きさと形がかなり見やすくなります。
高知市だけではなく高知平野へ広がる3D表示
高知の3D表示エリアは、東西に長い高知平野の形とよく似ています。
中央に高知市の市街地があり、東側は南国市方面へ広がります。西側では、いの町や土佐市に近い市街地まで黄色い線が伸びています。
Google Earthの3Dデータは市町村ごとに作られているようには見えません。住宅地や道路、農地が続く範囲をまとめて収録した結果、複数の自治体にまたがる一つの3D表示エリアになったと考えるほうが自然です。
市境を越えた瞬間に表示が切り替わるわけではなく、住宅地の途中や山際、海岸付近で境界を迎える場所もあります。
高知市だけを検索して眺めていると、この東西方向の広がりにはなかなか気づきません。
START/GOALは高知市中心部の高知城
今回のツアーでは、高知城をSTART地点とGOAL地点に設定しました。
高知城は3D表示エリアの境界線上にあるわけではありません。高知市の中心市街地にある高知城から出発し、最初に黄色い境界線まで移動します。
そこから約55.0kmの外周を時計回りに一周。境界線を回り終えた後は、再び高知城へ戻ります。
都市の中心からスタートすることで、「市街地の中心はどこか」「そこから3D表示の端までどのくらい広がっているか」を映像の流れの中でつかみやすくしました。
最初と最後に同じ場所へ戻るため、一周したことも分かりやすくなっています。
桂浜を通過する場面を小さなアクセントに
高知編では、ツアーの途中で桂浜付近を通過します。
桂浜は高知を代表する海岸ですが、今回の動画は観光名所を順番に紹介する映像ではありません。主役はあくまで3D表示エリアの境界線です。
それでも、海岸線を飛んでいる場所が分かる目印は欲しいと考え、通過時に「桂浜/Katsurahama」の小さなテロップを表示しました。
大きな説明を重ねず、映像を見る人が「今は高知の海側を進んでいる」と気づける程度にしています。
山側、市街地、海岸と景色が変わる高知編の中で、よいアクセントになりました。
浦戸湾と太平洋沿岸を含む境界線
高知市の南側には浦戸湾が入り込み、その先に太平洋が広がっています。
黄色い境界線も、内陸部だけを単純に囲む形ではありません。湾岸、市街地、海岸線に近い場所を通りながら、大きく向きを変えます。
海上へ張り出して見える区間や、海岸に沿って長く伸びる区間もあります。北側の山際とは、境界線の形も周囲の景色もまったく違います。
動画を一周見ると、高知の3D表示エリアが「市街地だけのデータ」ではなく、平野、河川、湾岸、山の斜面を含んだ広い範囲であることが分かります。
山際では細かな曲がりが続く
高知平野の北側と西側では、山地が市街地の近くまで迫っています。
この付近の境界線は、海岸側の長い直線とは違い、細かな曲がりが連続します。
元の境界線をすべて飛行経路として使うと、カメラが短い間隔で左右に振れ、映像が落ち着きません。
公開版では、黄色い3D境界線の形をミニマップに正確に残しながら、実際の飛行はカーブを滑らかにつなぐ経路へ調整しました。
線を正確に見せることと、動画として見やすくすることは、同じようで少し違います。この二つを分けて考えたのが高知編の大きな改善点です。
ミニマップには実際の3D表示ラインを使用
動画左上のミニマップには、高知市周辺の3D表示エリア全体を表示しています。
ここに使っている線は、カメラを滑らかに動かすための飛行ルートではありません。Google Earth上で調査した実際の3D表示エリア境界線です。
- 未通過の境界線は黄色
- 通過した区間は水色
- 白い丸が現在位置
- 進捗率を0.0%から100.0%まで表示
- 走行距離を0.0kmから55.0kmまで表示
空中映像では、カメラの向きが変わると現在位置を見失うことがあります。そんなときはミニマップの白い丸を見ると、全体のどこを進んでいるのかすぐに分かります。
高知城から境界線へ向かう導入と、一周後に高知城へ戻る場面も含め、映像全体の流れをつかみやすくしました。
飛行経路と3D表示境界線を分けた理由
3D表示境界線には、細かな凹凸や短い折れ曲がりが数多くあります。
その全点をカメラで忠実に通過すると、進行方向が何度も変わり、小刻みな揺れが出ます。映像の中では、黄色い線が急に画面外へ出ることもあります。
高知市周辺の3D表示エリアのラインは、直角に曲がる箇所が数か所あったり、鋭角に切り込んでいるような場所があり、滑らかな視点となるよう飛行ルートを整えた回数は20回ほどになりました。
飛行経路は、次の点を見ながら調整しました。
- 短い間隔で左右へ振れないこと
- カーブへ入る前から少しずつ向きを変えること
- 急旋回に見える場所を広いカーブでつなぐこと
- 黄色い境界線が画面から外れにくいこと
- 3D側を右、2D側を左に保つこと
- 試作映像で残った小さなカクつきを直すこと
ミニマップは正確な3D表示ライン、空中映像は見やすく整えた飛行ルート。この役割分担によって、形の正確さと映像の滑らかさを両立させています。
Google Earthのフォトリアル3D表示とは?
Google Earthのフォトリアル3D表示は、航空写真などから作られた立体モデルに画像を重ね、建物や地形を現実に近い姿で再現する機能です。
対応地域では、建物の高さ、屋根の形、道路、河川、樹木、山地の起伏まで、さまざまな角度から見ることができます。
対応していない場所では、航空写真と地形を中心とした通常表示になります。
一つの市や県が丸ごと3D化されているわけではありません。3D表示の内側と外側がどこで切り替わるのかを黄色い線で示し、その外周を空からたどるのがGlobal Map Insightsの3D表示エリアツアーです。
なぜ3D表示エリアの境界線を巡るのか
Google Earthの動画と聞くと、有名な観光地や建物を順番に訪ねる映像を思い浮かべる方が多いと思います。
このシリーズで見ているのは、名所の位置ではありません。街がGoogle Earthでどこまで立体化されているのか、その範囲自体です。
境界線に沿って飛ぶと、普段とは少し違う街の見方ができます。
- 自宅やよく知る地域が3D表示に含まれているか調べる
- 3D表示がどこから始まり、どこで終わるのか確認する
- 市街地、農地、山地、海岸と3D境界の関係を見る
- 複数の自治体にまたがる3D表示範囲を知る
- 都市ごとの外周形状を比べる
- 将来の3Dエリア拡大と比較するため、現在の状態を残す
高知編では、高知平野の東西方向への広がり、北側の山際、南側の太平洋沿岸が一つの外周に入っています。
有名な高知城や桂浜を眺めるだけでは気づかない、Google Earth上の高知の「形」です。
これまでの国内3D表示エリアツアー
Global Map Insightsでは、高知市以外の都市でも3D表示エリア境界を調査しています。
- 弘前市:市街地と周辺農地を囲む、比較的まとまりのある境界線
- 釧路市:港湾部と海岸線を含む3D表示エリア
- 郡山市:内陸の市街地を中心に広がる3D表示エリア
- 長崎市・軍艦島:湾、半島、島、山地を含む広域的な3D表示エリア
- 福井市周辺:鯖江市、越前市方面まで南北に続く3D表示エリア
- 高知市周辺:高知平野と太平洋沿岸へ東西に広がる3D表示エリア
- Google Earth弘前市3D表示エリアツアー
- Google Earth釧路市3D表示エリアツアー
- Google Earth郡山市3D表示エリアツアー
- Google Earth長崎市・軍艦島3D表示エリアツアー
- Google Earth福井市3D表示エリアツアー
高知市周辺の3D表示エリアは今後変わる可能性がある
Google Earthの航空写真や3Dデータは、地域によって追加・更新されます。
現在は通常表示の場所が将来3D化されたり、既存の3D表示エリアが周囲へ広がったりする可能性もあります。
今回の動画と全体図は、2026年8月の制作時点で確認できた高知市周辺の3D表示範囲です。
数年後に境界線を引き直せば、どの方向へ広がったのか、どの地域が新しく3D化されたのかを比べられます。
動画として楽しむだけでなく、その時点のGoogle Earthの状態を残す記録でもあります。
Google Earth 3D表示エリアツアーをもっと見る
各都市の動画と記事は、3D表示エリアツアーのライブラリーにまとめています。
- Google Earth 3D表示エリアツアー|都市別動画ライブラリー
- Google Earth弘前市3D表示エリアツアー
- Google Earth釧路市3D表示エリアツアー
- Google Earth郡山市3D表示エリアツアー
- Google Earth長崎市・軍艦島3D表示エリアツアー
- Google Earth福井市3D表示エリアツアー
- Google Earthラスベガス3D表示エリアツアー
- Google Earth京阪神大都市圏3D表示エリア拡大記録
Global Map Insightsについて
Global Map Insightsでは、Google EarthやGoogle Mapsの3D表示エリア、都市の変化、地図データの境界を独自に調べています。
YouTubeチャンネルでは、3D表示範囲の外周を空から一周する「3D Coverage Tour」を公開中です。
街の名所を順番に紹介する観光動画ではありません。
街がGoogle Earthでどこまで3D表示されているのか。その端を黄色い線とミニマップで追う動画です。
お住まいの街や、よく知っている地域が3D表示されているか、動画と全体図で確認してみてください。
調べてほしい都市や、動画で巡ってほしい地域がありましたら、YouTubeのコメント欄からお知らせください。
Global Map InsightsをYouTubeで見る
まとめ
この記事では、Google Earthで高知市周辺が3D表示される範囲を、動画と全体図で紹介しました。
- START/GOALは高知市中心部の高知城
- 高知城から3D表示エリアの境界線へ移動して一周
- 黄色い線はフォトリアル3D表示エリアの境界
- 3D表示エリアの外周は約55.0km
- 進行方向の右側が3D、左側が通常の2D表示
- 高知市を中心に、南国市、いの町、土佐市に近い地域まで広がる
- 途中で桂浜付近を通過
- ミニマップには飛行ルートではなく、実際の3D表示境界線を使用
- 白い丸、色の変化、進捗率、距離で現在位置を表示
- 2026年8月時点の3D表示範囲を将来の比較用に記録
高知の3D表示エリアは、中心市街地だけを囲む小さな範囲ではありません。
高知平野を東西に広がり、北側では山際に沿い、南側では浦戸湾と太平洋沿岸を回り込む形です。
全体図で黄色い線の形を確認してから動画を見ると、現在地と景色の変化を追いやすくなります。
高知城を出発し、約55.0kmの境界線を一周して、再び高知城へ戻る旅。ぜひ大きな画面でご覧ください。




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