【Google Earth/Maps】台湾全土の3D表示状況|エリアの可視化と主要都市の現状

【Google Earth/Maps】台湾全土の3D表示状況|エリアの可視化と主要都市の現状 Google Earth 3Dエリア

Google Earth(グーグルアース)で、台湾全土の3D表示エリアを改めて調査しました。

今回の目的は、3D表示されている都市を調べるだけでなく、実際にどこからどこまでが立体表示されているのか、その境界を地図に記録することです。

2026年11月4日時点で、広い範囲に街並みが立体表示される地域は、大きく分けて台北・新北周辺、桃園周辺、台中周辺の3地域でした。Google Earth Proで境界に沿ってパスを作成し、面積を計算したところ、合計686.59km²となりました。

一方、面的な3D表示がない都市にも、建物を個別に再現した3Dモデルが存在します。今回確認した6都市の様子もあわせて紹介します。

この記事の要点|2026年11月4日調査

  • 面的な3D表示エリア:大きく3地域
  • 境界パスから算出した合計面積:686.59km²
  • 2023年の前回調査と比べ、確認できた地域数は3地域のまま
  • 前回は境界を記録していないため、各地域の拡大・縮小は判定できない
  • 面的な表示とは別に、6都市で個別の3D建物モデルを確認

台湾全土のGoogle Earth 3D表示エリアを可視化

まずは台湾全土の地図をご覧ください。黄色い線が、今回Google Earth上で確認した面的な3D表示エリアの境界です。

台湾全土のGoogle Earth 3D表示エリア。台北・新北、桃園、台中の3地域を黄色い境界線で表示

Google Earthを使用してEJY-TOURSが独自に調査・作図。2026年11月4日時点。

台湾北部に台北・新北周辺と桃園周辺の2地域、台湾中部に台中周辺の1地域があります。地図上ではそれぞれ離れた範囲として確認できます。

台湾南部の台南市や高雄市、東部の花蓮市などにも大きな市街地がありますが、今回の調査では、これらの都市に同様の面的な3D表示エリアは確認できませんでした。

3地域の3D表示面積を比較|合計686.59km²

今回、3つのエリアの境界をGoogle Earth Proのパスとして保存しました。その座標を使って囲まれた面積を計算した結果が次の表です。

エリア(便宜上の名称) 面積 全体に占める割合
台北・新北周辺 234.48km² 34.2%
桃園周辺 209.85km² 30.6%
台中周辺 242.26km² 35.3%
合計 686.59km² 100%

面積はWGS84楕円体に基づく境界座標からの計算値。各行は小数第3位を四捨五入しています。構成比も四捨五入のため合計が100%と一致しない場合があります。Googleの公式な提供面積ではありません。

今回の計測では、台中周辺が242.26km²で最も広く、次いで台北・新北周辺、桃園周辺という順になりました。

なお、これらは行政区域全体の面積ではありません。あくまで、今回作成した3D表示境界の内側の面積です。

2023年の前回調査から、3D表示地域の数は変わらず

EJY-TOURSでは2023年3月、台湾の人口上位都市を中心にGoogle Earthの3D表示状況を紹介しました。

今回、約3年8か月ぶりに台湾全体を見直して印象に残ったのは、まとまった面的な3D表示が確認できる地域は、前回と同じ3地域だったことです。

ただし、3D表示範囲がまったく拡大していない、という意味ではありません。前回は各地域の境界にパスを引いていなかったため、2023年から2026年の間にどの部分が拡大・縮小したのか、正確には比較できません。

今回初めて境界と面積を記録できたので、今後はこのデータを基準に変化を追っていきたいと思います。

3D表示されている3地域の特徴

台北・新北周辺|行政区域をまたぐ3D表示

台北周辺の3D表示は、台北市だけでなく新北市にもまたがっています。両市は市街地が連続していますが、行政上は別々の直轄市です。

新北市は2010年に台北県が直轄市へ改制された自治体で、以前の板橋市、三重市などは現在、新北市の区となっています。

今回の調査では、行政境界ではなく実際の3D表示範囲を追っているため、「台北・新北周辺」という地域名を使用しました。

桃園周辺|台北側とは離れたエリア

台湾北西部の桃園市にも、まとまった3D表示エリアがあります。台北・新北周辺と近い位置にありますが、今回の地図では独立したエリアとして確認できます。

台中周辺|今回の計測では最大の面積

台湾中部の台中市周辺にも面的な3D表示が広がっています。今回の境界計測では242.26km²となり、3地域の中で最も広い結果になりました。

地域ごとの詳しい範囲や街並みについては、今後、拡大画像を用いて個別に紹介していく予定です。

面的な3D表示がない都市にも、個別の3D建物モデルが存在

ここまで紹介した3地域は、街並みを広い範囲で立体的に表示するエリアです。しかし、それ以外の都市でも、特定の建物だけが3Dモデルとして表示される場合があります。

今回の調査では、次の6都市で個別の3D建物モデルを確認しました。これらは、先ほどの686.59km²の面的な表示エリアとは分けて扱っています。

都市 英語表記 画像で確認した特徴
高雄市 Kaohsiung City 港湾周辺などに複数の建物モデル
花蓮市 Hualien City 学校施設とみられる建物モデル
基隆市 Keelung City 港湾・沿岸部に建物モデル
新竹市 Hsinchu City 市街地に個別の建物モデル
苗栗市 Miaoli City 鉄道沿線の高層建物モデル
台南市 Tainan City 比較的まとまった建物群のモデル

以下の画像は、今回Google Earthで確認したそれぞれの都市の様子です。

高雄市(Kaohsiung City)

港湾周辺を中心に、多くの建物が個別の3Dモデルとして表示されています。周囲の市街地は平面的な画像のままで、面的な3D表示との違いがわかります。

花蓮市(Hualien City)

学校の校舎とみられる建物が個別に立体化されています。周囲の住宅地は面的には3D表示されていません。

基隆市(Keelung City)

台湾北部の港湾都市、基隆市でも個別の3D建物モデルを確認しました。基隆市は新北市に隣接していますが、新北市には属さない独立した行政区域です。

新竹市(Hsinchu City)

市街地の一部に、外観を再現した建物モデルが見られます。新竹市は新竹県とは別の行政区域です。

苗栗市(Miaoli City)

鉄道沿線の市街地に、高層建物の個別モデルが確認できます。苗栗市は苗栗県に属する県轄市です。

台南市(Tainan City)

台南市では、複数の建物がまとまって個別モデル化されている場所があります。ただし、周囲の街並み全体が面的に3D表示されているわけではありません。

今回紹介した6都市は、調査中に確認できた事例です。台湾に存在する個別3Dモデルのすべてを網羅したものではありません。

Google Earth Proでの調査方法と注意点

台湾全土をGoogle Earthで確認し、面的に3D表示されている場所とそうでない場所の境界に沿ってパスを作成しました。台北・新北、桃園、台中の3つの境界ラインをKMZ形式で保存し、座標をもとに面積を計算しています。

境界は目視で追跡したため、細部には誤差が含まれます。また、個別の建物モデルは面的な3D表示エリアの面積に加算していません。

黄色い境界線はEJY-TOURSによる独自調査の結果であり、Googleが公表した公式な3D提供範囲ではありません。表示状況はGoogle Earthの更新や利用環境によって変わる可能性があります。

以前の台湾3D表示調査はこちら

2023年には、台湾の人口上位都市を中心に3D表示状況を紹介しています。今回の記事は、当時の調査を発展させ、面的な3D表示の境界と面積を初めて記録したものです。

https://ejy-tours.com/googleearth-taiwan-3d/

今後も台湾の3D表示エリアを追跡します

今回の調査で、台湾の面的な3D表示エリアについて、2026年11月時点の位置と面積を記録できました。

次回以降は、今回保存したパスを基準に、新しい地域の追加だけでなく、既存エリアの拡大や縮小についても比較していきたいと思います。

調査基準日:2026年11月4日

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