静岡県伊東市の伊豆高原エリアにおいて、Google Earthの3D表示が確認できました。
伊豆を代表する景勝地であるランドマークの大室山は、これまでも地形データによって立体的に表示されていましたが、今回のアップデートではフォトリアルな3D表示へと進化しています。
美しい円錐形の山容や山頂の火口、さらには冬ならではの茶色い山肌までリアルに再現されており、伊豆高原駅を含めた周辺の景観を空から楽しめるようになりました。
本記事では、伊豆高原エリアと大室山の3D表示の変化について、従来の表示との比較を交えながら簡単に紹介します。
大室山とは?
大室山は、静岡県伊東市にある標高約580メートルの火山です。約4,000年前の噴火によって形成されたとされ、伊豆東部火山群を代表する火山の一つとして知られています。
山体は美しい円錐形をしており、山頂には直径約300メートルのすり鉢状の火口が残されています。その特徴的な景観から、伊豆を代表する観光名所として多くの観光客が訪れています。
また、大室山では毎年行われる「山焼き」によって山肌の草原が維持されており、季節ごとに異なる表情を見せることでも人気を集めています。
Google Earthの大室山は「山岳表示」から「フォトリアル3D」へ進化
なお、大室山自体は以前からGoogle Earth上で立体的に表示されていました。しかし、従来は地形データによる山岳表現であり、山肌の質感や周辺の建物などはフォトリアルに再現されていませんでした。
今回のアップデートでは、伊豆高原エリアの完全な3D処理が行われたことで、大室山も付帯施設もフォトリアルな3D表示へ移行しています。山頂の火口や山肌の起伏、周辺の市街地との位置関係まで、よりリアルに把握できるようになりました。
地形データとフォトリアル3Dを比較
下の画像は、従来(周囲が2D)の地形データによる山岳表示(上)と、今回のフォトリアル3D表示(下)の比較です。
従来の表示でも大室山の円錐形や火口の存在は確認できましたが、山肌の質感や周辺の建物、植生などは表現されていませんでした。
一方、今回のフォトリアル3Dでは、大室山の山肌の色合いや付帯施設、周辺の地形まで立体的かつリアルに再現されています。
同じ「立体表示」でも、その情報量や臨場感には大きな違いがあり、Google Earthの表現技術の進化を実感できます。
新緑だけではない 茶色の大室山にも味わいがある
また、今回の3Dデータでは、大室山の山肌は全体的に茶色に見えます。冬を迎えた茶色い大室山です。Google Earthの画像取得日は2025年12月8日となっており、毎年2月頃に行われる山焼き前の時期に撮影されたことが分かります。
多くの方は、大室山といえば鮮やかな新緑の姿を思い浮かべるかもしれません。そのため、Google Earthの3D表示化で茶色い大室山を見て少し意外に感じた方もいるのではないでしょうか。
しかし、冬を迎えた大室山の落ち着いた色合いもいいものですよね。季節ごとに異なる表情を持つ山であることを感じさせてくれます。今回の3D化では、そうした冬の大室山ならではの魅力まで立体的に楽しめるようになっています。
私自身も最初は緑色の大室山を想像していましたが、冬仕様の茶色い山肌を眺めているうちに、これはこれで味わいがあり、冬の大室山の魅力を大いに感じました。
世界から注目される大室山
大室山は、まるでお椀を伏せたような美しい円錐形の山容を持つことで知られています。周囲に大きな山が少ないこともあり、その独特な姿は伊豆高原のシンボルとして強い存在感を放っています。
その景観は国内だけでなく海外からも注目されており、SNSでは「抹茶プリンのような山」「RPGの世界に出てきそうな景色」などと紹介されることも少なくありません。
私自身もGoogle Earthで眺めてみると、これほど整った円錐形の山はなかなか見られず、山頂にぽっかりと開いた火口も含めて、とても印象的な地形だと感じます。
SNSでも話題の大室山
大室山は、ドローン映像や空撮写真との相性が良いことでも知られています。上空から眺めると、美しい円錐形の山体と山頂のすり鉢状の火口が際立ち、その独特な景観がSNSでたびたび話題となっています。
また、毎年行われる山焼きによって山肌の色が大きく変化することも特徴です。春から初夏にかけては鮮やかな緑に包まれ、山焼き後には黒い山肌を見せるなど、季節ごとに異なる表情を楽しむことができます。
今回、Google Earthで伊豆高原エリアが完全な3D表示となったことで、自宅にいながらでも大室山の立体的な景観や周辺の地形を、これまで以上にリアルに楽しめるようになりました。
伊豆高原駅も立体的に再現
今回3D化された伊豆高原エリアでは、伊豆急行線の伊豆高原駅も立体的に表示されています。
Google Earth上では、駅のホームや複数の線路、駅舎の形状まで確認することができ、周辺を取り囲む豊かな樹木の様子も再現されています。
上空から眺めると、緑に囲まれた高原リゾートの玄関口らしい雰囲気が感じられ、普段は見ることのできない視点から伊豆高原駅を楽しめるのも今回の3D化の魅力といえそうです。
私自身、Google Earthで伊豆高原駅を眺めてみると、駅の規模や線路配置が想像以上によく分かり、現地を訪れたことがある方にとっても新たな発見があるように感じました。
最後に
今回の伊豆高原エリアの3D表示化によって、大室山や伊豆高原駅など、伊豆を代表する景観をこれまで以上にリアルに楽しめるようになりました。
特に大室山については、山頂の火口や冬ならではの茶色い山肌まで再現されており、Google Earthが単なる地図ではなく、その場所の季節感や雰囲気まで伝えてくれるツールであることを改めて感じさせてくれます。
今後、Google Earthの3Dデータが更新された際には、山焼き後の黒い山肌や、新緑に包まれた鮮やかな緑色の大室山が見られるようになるのかにも注目したいところです。
また、今回の伊豆高原エリアの3D表示化により、伊豆半島の3D表示エリア全体にも大きな動きが見られました。こちらについても、別記事で詳しく紹介したいと思います。







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