沖縄県内の一部の都市におきましてグーグルアース上の表示が平面の2D表示から立体の3D表示への更新が確認できました。
早速ですが沖縄県全体の3Dエリア拡大状況と各都市の更新状況について説明をさせていただきます。
沖縄県の3D表示エリアの拡大
これまで沖縄県の3D表示エリア
沖縄県のこれまでの3D表示エリアは沖縄県本島南部の那覇都市圏周辺のみでした。
沖縄県 3D表示エリア本当中部まで拡大、しかし・・・
今回の確認で3D表示エリアは沖縄県本島南部から中部北限のうるま市と読谷村まで広がりました。
しかし読谷村の南に位置する沖縄市の中心市街地エリアと隣接する嘉手納基地を有する嘉手納町は対象から外れておりました。
3D表示移行の沖縄県各都市
沖縄市 2D→2D+3D
沖縄市はこれまでは全市域2Dの平面表示でしたが今回の更新で市域の3分の1ほどが3D表示となりました。
しかし前述の通り、コザ十字路や胡屋十字路といった沖縄市において古くから商業の中心であったエリアや沖縄市役所をはじめとした行政エリアは2D表示のままとなっています。
沖縄市の3D非表示エリアは2D表示嘉手納基地の東隣にあります。
今回の更新により3D表示エリア移行したのは泡瀬地区をはじめとした沖縄市の東部地区。
1974年の合併から50年が経過しているとはいえかつては村(美里村)だったとは思えない程の都市景観です。沖縄市中心部の3D移行が待ち遠しい。
うるま市 2D→3D+2D
うるま市は2005年に石川市、具志川市、勝連町、与那城町が合併して誕生した新しい自治体です。
うるま市は全市域2D表示から一部の市域が3D表示に更新しました。
3Dに更新したのは旧具志川市域と旧石川市域の半分。
勝連半島に位置する旧勝連町域と与那城町域は2D表示のままです。
旧石川市の市街地では北半分が3D表示から外れました。うるま市石川出張所(旧石川市役所)がある石川の中心部です。
沖縄本島北部と中部の境界線でもあり、Google側がこれ以上3D表示エリアを本島北部まで伸ばすでしょうか?もし北部を3D化するとしたら全域ではなく名護市をピンポイントで実行することが現実的でしょうか。
そうなると旧石川市の中心部は3D表示から取り残される可能性がありますね。
宜野湾市 3D+2D→3D
宜野湾市は市域の中に普天間飛行場をまるまる有する自治体です。
これまでは普天間飛行場を除いた市域の4分の1ほどの面積が3D表示でした。
今回の更新で市域全体が3D表示になりました。
中頭郡 北谷町 2D→2D+3D
北谷町は全町域から一部地域が3D表示に更新しました。
3D化したのは宜野湾市に隣接したおおよそ市域の3分の1のエリアです。
このエリアはかつてハンビー飛行場返還後に開発されたハンビー地区と米軍のキャンプ瑞慶覧(ずけらん)です。
北谷町周辺の2Dエリアと3Dエリアを観察しますと嘉手納基地一帯を3D表示から避けたようにも見えます。
ただ宜野湾市の普天間飛行場も今回の更新で全域3D表示に更新されましたので、嘉手納基地についてもただの考えすぎかもしれません。
北谷町が誇るアメリカンビレッジを擁する美浜地区は2D表示のままです。
2Dと3Dエリアの境界線に位置しているので是非とも3D表示に更新してほしいものです。
中頭郡 読谷村 2D→3D
日本一人口の多い村読谷村は全域2D表示から3D表示に移行しました。
中頭郡 北中城村 2D→3D
日本一人口密度の高い北中城村も町域全体が2D表示のから3D表示に更新しました。
中頭郡 中城村 3D+2D→3D
中城村はこれまでは北部以外の村域の8割方は3D表示でした。今回の更新により全域が3D表示となりました。
高台にある南上原地区は琉球大学移転により整備され発展した街区です。
とはいえこれは村の都市景観ではないですね。
中城村役場のある沿岸部は一変して長閑な景観です。
このギャップがたまらないです。
嘉手納町は2D表示のまま変化なし
今回の更新で沖縄本島中部の多く都市が3D表示に更新しました。
しかし同じ中部地域の嘉手納町に3Dへの更新はありませんでした。
嘉手納町は嘉手納基地を擁している中での2D表示継続ですが、普天間基地を擁する宜野湾市は基地ごと全域3D表示に移行しました。
嘉手納町の3D表示移行に期待を寄せたいと思います。
他都道府県の更新状況も随時紹介していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
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