2024年3月、北陸新幹線 敦賀駅 延伸開業で大いに沸く福井県敦賀市。
北陸の玄関口にして地方の中小都市とは思えない街の規模とターミナル駅を有する敦賀市ですが、北陸新幹線開業をもってしてもグーグルアースにおいては3D表示とはなりませんでした。
そのためホームの高さ21m(駅舎の高さ37m)と言う全国に比類ない高さを持つ北陸新幹線敦賀駅も平面的にしか閲覧できませんでした。
しかし、約1年後の2025年4月頃、ついに敦賀市は3D表示に移行したのでした。
福井県敦賀市 中心市街地の3Dビュー
敦賀駅と駅前通り商店街
敦賀駅前には大小様々な宿泊施設が存在します。特に大手チェーンのホテルが目立ちます。
敦賀市は多くの人々の観光やビジネス目的の街だということがわかりますね。
敦賀市中心市街地俯瞰3Dビュー
全長2kmにもおよぶアーケード街を有する敦賀市中心部です。
敦賀駅は線路が大きく弓なりにカーブした中にあります(※初代敦賀駅は明治42年(1909年)まで気比神宮の南西の位置(赤丸付近)にあったそうです)。仙台駅(宮城県)と似ていますね。
気比神宮(左下)と中心市街地、敦賀駅
片側2車線 → 片側1車線 となった国道8号線
写真中央から上に映る方屋根式アーケードを有する大通りは国道8号線。駅前通り商店街、本町1丁目商店街、本町2丁目商店街があり、気比神宮に至る街の中心の1つです。
もともと片側2車線の通りでしたが、2020年片側1車線の通りとなりました。
車道を減らした分歩道は7m弱拡幅しています。
(減幅前)片側2車線の国道8号線

以前の国道8号線(出典:多摩地区そして日本各地の画像集)
全国的にも珍しい歩道に向かって直角に駐車するスペースは片側2車線時代から存在していたのですね。戦後の復興計画により広い道幅を整備したことで可能となりましたね。
そういえば、京都の青果市場近くの七条通では舗道に向かって直角ではなく斜めに駐車する車が並んでいました。他の都市でもあるのかどうか調べてみたいですね。
通りにかかっていた歩道橋も減幅工事と併せて撤去されました。
(現在)片側1車線の国道8号線
やはりこの通りと言えば敦賀ラーメンですよね。噂通りの美味さと抜群の雰囲気。是非再訪して食べたい!
敦賀市内のグーグルアース3D表示駅
敦賀駅 全景
北陸新幹線の敦賀駅の規模があまりにも大きすぎて、中心市街地側に位置する従来の敦賀駅の駅舎が駅裏の出入り口施設に見てしまいます・・・・。駅長室やみどりの窓口は新幹線の駅舎に移設していて、実質的に新幹線敦賀駅が駅施設の中心として機能しています。
敦賀駅 西口(まちなみ口)
敦賀駅の中心市街地側(まちなみ口)にある駅施設は赤い丸の辺りです。隣のガラス張りのお洒落なビルは「敦賀駅交流施設オルパーク」で駅に隣接した施設です。1Fには綺麗な待合室や売店もあるのでほぼ駅舎です。
敦賀駅 東口(やまなみ口)北陸新幹線
新幹線の駅舎と東口がある一帯は、ターミナル駅敦賀駅を象徴するような広大な駅構内に機関区や扇形車庫、多くの側線などの施設が存在しました。
ロータリー前を以前と変わらない素朴な姿で流れる木ノ芽川が印象的です。将来的に東口が大規模開発する時が来れば木ノ芽川は暗渠化するかもしれませんね。
新幹線敦賀駅ホーム下に新しく設置した在来線ホーム
現在敦賀駅は北陸新幹線の終着駅です。北陸方面から大阪方面に速達で向かう為には敦賀駅で在来線特急列車に乗り継ぐ必要があります。しかし新幹線ホームと従来の在来線ホームとでは距離も高さもあり乗り換えにはとても不便です。
そこで敦賀駅新幹線ホーム(写真赤い丸)の下に在来線特急発着用のホームを新しく作ったのです。※在来線特急用ホームへの入線は新幹線高架下の青い線を通ります。
北陸新幹線が全線開通したら在来線特急専用ホームの用途は?
将来的に北陸新幹線が新大阪方面に開通した場合、現在大阪京都・名古屋方面と北陸新幹線をリレーしている敦賀止まりの在来線特急列車は全て廃止されるでしょう。そうなったら新設した在来線特急用ホームの用途は・・・?
勝手な妄想ですが、既存の地上の在来線ホームを廃止・更地化→新幹線ホーム下の在来線特急用ホームに在来線列車用を集約するのでしょうか。更地化した場所はロータリーなどの駅前際再々開発用地とする?・・・飛躍し過ぎでしょうか。
北陸新幹線 敦賀駅ホーム21mの高さの理由
北陸新幹線敦賀駅ホームの高さはなんと21m!どうしてこんなに高い位置に作られたのか・・・それは新幹線高架が高い位置にある国道8号線バイパスをまたぐことになったことが原因です。(赤丸が新幹線高架と国道8号線の交差場所です)
敦賀市内の3D表示の駅
小浜線 西鶴賀駅
小浜線 西鶴賀駅は敦賀駅から3.3kmと近距離にあります。しかし敦賀市内各所の賑やかさとは対照的に小浜線沿線は長閑ですね。
小浜線 粟野駅
小浜線 粟野(あわの)駅は敦賀駅から7.7kmの距離にあります。
敦賀市内の様々な3Dビュー
気比神宮と中心市街地
気比神宮は702年建立。越前で最上の格式にして隋一の神社です。
こうして見てみると敦賀駅・中心市街地エリアとレトロな旧市街地エリアとの中継地点という絶妙な場所にあると思います。
気比神宮の参道、神楽1丁目商店街
神楽1丁目商店街は気比神宮参道の神楽通り沿道に展開しています。神楽通りは片側2車線と広く整備されており、方屋根式アーケードを採用しています。
神楽通りのアーケードですがところどころに三角の造形を用いた独特の意匠です。グーグルアースの3D表示でも何となくではありますが把握ができます。
ところでこのアーケードのモチーフは何なのでしょう?気比神宮の参道の商店街という事もあり、神社の建築様式に基づいたものなのか?・・・しかし調べてみたのですがどうやら違うようでした。
商店街としてはアーケードの和装化を敦賀市に要望しているとのこと。と、いうことは現在のアーケードは神社をイメージしたものではなく、西洋寄りをイメージしたモチーフだということですね?
気比神宮の鳥居との調和が美しいと感じた商店街のアーケードですがいずれは形状が変わる可能性が高いのですね。
取り組みが全国的に優れている神楽1丁目商店街
神楽1丁目商店街は経済産業省が選定する2021年「はばたく商店街30選」の1つに選出されています。地域経済の活性化や多様な人材活用などの観点から「商店のおかみたちが横のつながりをつくり、オリジナルのエコバッグの作成などのアイデアを通じ、レジ袋有料化やコロナ禍に対応」が優れた取り組みとして評価され選出に繋がりました。
キッズパークつるが(アクアトム)
原発PR施設として27億円かけて建設されましたが、民主党の事業仕分けにより無用の存在に。その後自治体への無償譲渡が実現し「キッズパークつるが」として再スタートし市民に愛される施設として今日に至ります。
ビル最上階の球体は展望室ですが現在は閉鎖なのでしょうか?施設のフロアガイドにも出ておらずその他の情報もありません。
建物の球体と言えば・・・フジテレビ本社、郡山ビッグアイ、名古屋市科学館ですね。敦賀市のキッズパークもリスト入りです。
相生通商店街と博物館通り周辺
戦前の敦賀市においては敦賀駅は街外れ(明治42年に郊外移転)にあって、敦賀港付近が中心市街地でした。まさにその名残とも言える趣のある町屋風の建造物を数多く見ることができますね。
敦賀赤レンガ倉庫
港湾で栄えた歴史のある敦賀市を象徴する建造物。国の有形登録文化財に指定されています。
敦賀赤レンガ倉庫付近の旧中心市街地
ビル群だけを眺めるのがグーグルアースの3D表示の醍醐味ではありません・・・と言える象徴的な街並みです。浪漫ある明治大正の敦賀の街並みを連想してしまいます。
気比松原
日本三大松原(虹の松原、三保の松原)の1つ、気比松原(けひのまつばら)。敦賀市には三大ものがもう1つ。日本三大木造鳥居の1つが気比神宮にあります。敦賀市、すごいですね!
敦賀城
戦国大名として名高い大谷吉継の居城と伝えられています。1615年発令の一国一城令により廃城となりました。江戸時代初期に廃城となり跡地利用されてきたためほとんど遺構が残っていないようです。
Wikipediaの敦賀城についての記述から敦賀城の範囲を黄色い線で独自に引いてみました。この範囲内に三の丸まで存在していたようです。
若狭湾エネルギー研究センター
〒914-0192 福井県敦賀市長谷64号52番地1
初めて存在を知りました。これは目立ちますね。この3Dビューはまさに眼福です!
敦賀気比高等学校・附属中学校
やはり敦賀市と言えば、甲子園の常連にして強豪校、数多のプロ野球選手とメジャーリーガー吉田正尚選手を輩出している「敦賀気比」ですね。立地は敦賀市の郊外ですが、看護大学や敦賀市の広大な運動施設とともに学術スポーツが盛んな文教エリアを形成しています。
敦賀市の新市街地 (敦賀市役所周辺)
敦賀市役所を中心とした敦賀市の新市街地。整然と区画された道路、周囲の高層マンションなどの他大型商業施設が数多く存在し地方中小都市ながら都会感が高い都市景観です。
敦賀市の新市街地 (郊外型商業施設群)
まさに敦賀市の消費の中心では?と思えるほどの見栄えです。商業施設群越しに見る市役所付近はより一層都会感がありますね。
北陸電力 敦賀火力発電所
敦賀火力発電所は敦賀市3D表示エリア内でした。敦賀原子力発電所は3D表示エリア外でした。
最後に
敦賀市は人口規模に比べて遥かに大きな市街地を形成していました。
敦賀市は歴史、観光資源、交通インフラ、エネルギー施設・・・数多くの都市の要素が充実している都市だと言えます。そして地形的な要素による高い拠点性。
これらの相乗効果が敦賀市の街の規模の理由ではないかと思います。
まだまだ見どころ満載の敦賀市ですが断腸の思いでこの辺りで失礼します。
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