【Google Earth】岐阜県第二の都市、大垣市が3D表示になる

Google Earth において岐阜県第二の都市「大垣市」が3Dマップになりました(なっていました)。

少なくとも8月くらいには3D化していたと思われます。

リアルタイムで記事にできていませんでした><

(近いうちに更新したいと思います。↓)

私自身、大垣市はほんの立ち寄り程度にしか訪問をしたことがありません。そして市内観察については駅前周辺からメインストリートを軽く散策した程度でした。

今回 Google Earth で初めて大垣市の立体的な街の姿を見ることができました。

3D化した大垣市を見て感じたことは「お城」そして「駅前再開発」です。

市街地に溶け込む名城・大垣城

大垣駅南口方面から中心市街地を俯瞰して見てみました。

・・・中央のメインストリートにあるアーケードのすぐそばにこんもりとした緑のエリアが。

これは・・・お城!大垣城

なんと大垣市は城下町だったのです。

恥ずかしながら私は大垣市の歴史について勉強不足でした。(歴史は好きです。戦国時代、幕末。)

しかも関ヶ原合戦では大変重要な役割を果たしたとか。

 

大垣市の中心部には太い水路(水門川)が走っています。

これは大垣城の外堀だったんですね。

 

大垣市と言えば水の都・・・と言われていることも知らずにただ単に大垣市と言う存在のみを認識していました(勉強不足です)。

水の都や水郷と言えば福岡県の柳川市千葉県の佐原市が頭に浮かびましたが、これからは水の都として大垣市を念頭に置かなければなりません。

美味しく豊富な湧き水に恵まれた大垣市の水を絶対に近いうちに飲んでみたいと思います。

 

 

さてお城について。

密集した建造物群がお城に余りにも近すぎませんか?!

歴史的にも名高いお城天守閣がこれほどまでに市街地に溶け込んでいる例があるのでしょうか。

一般的な整備された天守閣というのは周囲と隔たりがあり、それなりに空間があるというか、まぁまぁ広々としたところに鎮座しているイメージがあります。

 

市街地に溶け込んだ城を持つ大垣市、心底「萌え」を感じました。

 

天守閣は360度ぐるっと市街地に溶け込んでいるわけではありませんでした。

大垣市中心部には大垣公園が整備され、大垣城天守閣はその一角にありました。

大垣公園は大垣城の本丸と二の丸付近を整備したと言われる日本歴史公園100選二次選定されたほどの立派な公園です。

二次選定もとても名誉なことで、会津若松市鶴ヶ城公園熊本市熊本城公園など天下の名城の公園も二次選定です(意外)。

 

大垣城 東門とは?

市街地の中に溶け込んでいるのは天守閣ばかりではないようです。

街の路地の一角に立派ながあります。

大垣城東門です。

しかし大垣城が現役の頃にはここには門が無かったようです。

出典:大垣市文化事業団HP

難攻不落の大垣城の周囲に存在した7つの門(七口之門)の1つ、南西にあった柳口門を移築したものとのこと。

大垣城を公園として整備する際に柳口にあった門を移築して現在は東門として活用しています。

 

もともと柳口門があった場所は、現在の大垣市役所の一角。

大垣市役所の第三駐車場です。

周囲は綺麗に区画が整理されていていかにも官庁街といった雰囲気です。

柳口門移築の経緯は?

柳口門は現存したものを現在の位置に東門として移築したということですが、柳口門移築の経緯が気になりました。

時系列にするとこんな感じ?

 

明治6年:廃条例により大垣城廃城。

その際天守閣等一部破却を免れる。柳口門も同様か?

同年:大垣公園開園

明治13年:大垣城が大垣公園の一部として整備される。

昭和20年:大垣空襲で天守閣消失

昭和34年:天守閣再建、柳口門を東門として現存移築。

 

明治維新と明治6年の廃城例、そして空襲を経て柳口門はずっと同じ場所で現存していたのでしょうか。

もしそうであれば天守閣から程なく近い柳口門は天守閣ともども空襲で焼け落ちていたはず・・・。

他の門と同様に移築した後に現在の東門となったのでしょうか?

柳口門の古写真の画像をネットで探してみたのですが見つかりませんでした。

これは柳口門の移築の変遷と併せて、大垣市の図書館に行って地域の歴史文献を探して見てくるくしかないかな・・・と言った感じです。

もし大垣城の遺構を多く残したいたら?

大垣城はとんでもなく立派で見応えのあったお城だったということがわかりました。

大垣城の遺構をもっと残した都市計画であれば、大垣市は大垣城を観光資源とした全国屈指の観光都市になっていたのではないかと思います。

もしそうなっていれば大垣市の街並みは現在の姿とは大きく異なっていたでしょうね。

大垣城のお堀の多くは戦後に埋め立てられたと言います。

それを裏付けるように昭和5年頃の大垣市の地図を見ますと、大垣城の外堀の多くは街中に残っているように見えます。(柳口門があった付近のお堀も残っていました。)

しかし本丸と二の丸を取り囲んだ豪奢な内堀はごく一部を除いてほとんど埋め立てられていました。

そしてこの時期すでに市街地は天守閣のすぐ近くまで・・・・

歴史上どこまで遡れば、本丸・二の丸・内堀を開発の手から守ることが出来たのかはもっと古地図を見て行かなくてはなりません。

かなりざっくりした現在の大垣市市街地における大垣城のお堀の位置のイメージ

大垣市駅前の再開発プロジェクト

大垣市の3Dマップを見て次に感じたことは、大垣駅前が大きく開発されていること。以前とは異なり駅前周辺に巨大なマンションが数棟みられることです。

進行中の大垣駅前再開発プロジェクト

大垣市は駅前の活性化に向けた本格的な再開発計画を進めています。

既にプロジェクトが進行し、マンションや商業施設が完成し稼働しています。

 

今後は旧ヤナゲン本館を解体・更地にして21階の商業施設とマンションの複合ビルの建設が予定されています。

駅前に鎮座する立派な百貨店の物件が消えゆくのは寂しいことですが仕方がないことですね・・・。

プロジェクトが完成すれば大垣駅周辺はもちろんのこと、市内全域が活性化しますね。

 

大垣市駅前の再開発プロジェクトに期待されること

大垣駅周辺の人口増加

再開発で新しい商業施設と居住区の誕生で駅周辺に住む人々や訪れる人々が増加します。

大垣駅周辺の商いが増え経済が活性化する

これにより飲食店や小売業などのサービス産業の需要も増え経済が活性化します。

大垣駅前への集客の増加

大垣駅は交通の要所なので、駅前の商業施設の誕生で周辺地域からの利用が期待されています。

居環境の整備と改善

既に快適な居環境が整備されており、住民は通勤通学が便利になっています。併せて新しい公共施設や商業施設も誕生しているので生活の利便性が向上しています。今後さらに新たな住民が駅周辺エリアに住居を求めて集まってきますね。

全国の各都市の駅前一等地に大型マンション建設の事例が数多く見られますよね。

街の景観がよくなる

再開発により街の景観が改善され魅力的な都市空間が形成されます。

安全性の向上

また街の整備が進み歩行者の為の安全性や防災面が向上し都市環境としての魅力も高まります​。

観光都市への推進

駅前の再開発で駅前の街づくりが進み利便性が向上すればで多くの人が訪れやすくなります。大垣市は観光都市としての魅力に溢れているので併せて観光目的の人々の訪問と大垣市の魅力を広めることも期待できます。

大垣城を訪れ魅力を伝える観光客が今後どんどん増えていくでしょう!

大垣駅前再開発が進み今後大垣市街の景観がどのように変化していくのか楽しみですね!

大垣市の3Dを見て・・・

何度も繰り返しになりますが、大垣市について勉強不足でした。

Google Earth のおかげで「無機質な岐阜県第二の都市」といった印象から180度大垣市への見方が変わり知識が増えた私です!

岐阜県大垣市は素敵な観光資源と綺麗な街並みを持つ日本が誇るべき都市の1つでした!

大垣市=城下町=水の都=観光都市と世の中に更に大きく認知されるよう願ってやみません。

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