【最新版】Google Earthで見る静岡県 3D/2D表示の現状を、平成の大合併以前の全市町村ベースで調査
2023年に公開した「東海(静岡県・岐阜県・愛知県・三重県)版」以来となる、静岡県単独のレポートです。
本記事では、これまでの「東海版」における主要都市中心の調査から一歩踏み込み、静岡県内すべての市町村を対象に、Google Earthにおける3D表示・未対応エリアの現状を整理しました。
市町村区分は平成の大合併以前まで遡り、合併や編入によって消滅した自治体も含めて調査しています。
また、静岡県内のすべての3D表示エリア図も公開しました。リストと併せて見ることで、3D/2D都市の位置関係をより具体的にイメージできます。
用語の前提
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3D表示:街全体が立体的に表示されるエリア
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2.5D表示:中心市街地の概ね半分が3D表示化しているエリア
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2D表示:建物・地形とも立体化されていないエリア
※本記事は、Google Earth上で実際に表示状況を確認した内容を整理した独自調査です。
静岡県の市町村の3D/2Dリスト
市町村
世界遺産
富士山、山頂および周辺:3D
静岡県 | 3Dエリア
静岡県全域
静岡県では、都市と人口が集中する太平洋沿岸の平地のほとんどが、Google Earthの3Dエリアとしてカバーされています。
具体的には、
静岡市
浜松市
沼津市
富士市
富士宮市
などの主要都市を中心に、駿河湾沿岸の市街地はほぼ連続して3D表示されています。
これは、人口密度が高く都市が帯状に連なる 東海道の平野部 が優先的に3D化されたためと考えられます。一方で、県内でも山間部が多い北部地域では2D表示のエリアも多く残っています。
そのため静岡県は、
「太平洋沿岸=広範囲3D」
「山間部=2D」
という、地形と人口分布に強く対応した3Dカバーの特徴を持つ県といえるでしょう。
国内屈指の景勝地である伊豆半島は全体としては2D表示ですが、例外的に熱海市と伊東市の観光地周辺のみが3D表示となっています。
熱海/伊東 3D表示エリア
御殿場市~富士山 周辺 3D表示エリア
小山町は3D表示エリアの外です。
沼津/三島/裾野 周辺 3D表示エリア
このエリアには沼津市、三島市、裾野市、長泉町、函南町、清水町が含まれています。
函南駅は2Dエリアですが、役場等は3D表示エリア内です。
静岡市(静岡/清水)周辺
3D表示エリア
このエリアには、静岡市の中心市街地と、清水地区(旧清水市)の中心市街地がほぼ全域含まれています。
焼津市~島田市~牧之原 周辺 3D表示エリア
このエリアには焼津市、藤枝市、吉田町、島田市、牧之原市が含まれています。
浜松市周辺 3D表示エリア
このエリアには浜松市、掛川市、袋井市、磐田市が含まれています。
菊川市、御前崎市、湖西市、森町はエリア外です。
富士山(静岡県側) 3D表示エリア
富士山周辺の3D表示エリアは、御殿場市側の3Dエリアと接続しています。
富士山山頂には富士山本宮浅間大社 奥宮が鎮座していますが、本宮のある富士宮市側の3Dエリアとは接続しておらず、同じ富士山でも3D表示エリアが分断されている状況です。
静岡県の2.5D表示都市
島田市は、関東一円から連続する広大な首都圏3D表示エリアの西端に位置しています。
合併前の旧金谷町では、市街地の中央付近を3D表示エリアの境界が南北に縦断しており、同じ市街地でありながら3D表示エリアと2D表示エリアに分かれる特徴的な景観となっています。
静岡県の2D都市の個別モデリング
静岡県内では「街並みは2D表示ながら建物が個別にマッピングされている」例を確認できませんでした。しかし過去に事例がありました。
富士宮市は、現在では市街地の多くが3D表示される都市ですが、かつては中心市街地が3Dエリアと2Dエリアに分かれていた「2.5D都市」でした。
当時、富士宮市の象徴的存在である富士山本宮浅間大社は2D表示エリアの内部に位置していましたが、境内の主要建築のみは個別に3Dモデルが作成されていました。
慶長9年(1604年)に徳川家康が造営した本宮社殿(本殿・拝殿・舞殿・楼門)は、建物ごとに個別モデリングされており、周囲が2Dの地形であるにもかかわらず、神社建築だけが立体的に表示されるという独特の景観を見せていました。
この過去の表示状況は、Google Earth Proの「過去の画像」機能を利用することで現在でも確認することが可能です。
2.5Dの富士宮市と富士山本宮浅間大社。
富士山本宮浅間大社本宮社殿(個別モデリング)
3D表示の富士山本宮浅間大社
静岡県で今後「3D表示が期待される都市」
静岡市周辺と浜松市周辺の3D表示エリアの狭間に位置する菊川市、伊豆半島では下田市や旧修善寺町、さらに御前崎市などでは、今後の3D表示への移行が期待されます。
静岡県では多くの都市がすでに3D表示に対応しており、これらの都市は県内では数少ない2D表示エリアとして残されています。
今後について
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
北関東版の細分化に続き関東版に着手となりました。
(南関東版の細分化にも着手しなければなりません)
これからもどうか気ままな更新にお付き合い下さい。














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